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うつわ祥見KAMAKURA、AELU、Mitsukiからそれぞれ4名の作家、計12名の器作家が参加する「Like展」をこの度Mitsukiで開催いたします。
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Exhibition:Like vol.4 at Mitsuki
2024.8.24 Sat.-9.7 Sat.
参加作家:※印は初日在廊予定の作家です
岩崎龍二 @iwasakiryuji
岩田圭介 @iwataksk
内田悠※ @yuchidauu
大和田友香 @yukaowada_ceramics
小野哲平※ @onoteppei
蠣崎マコト※ @kakizakiglass
亀田大介、亀田文※ @daisukekameta
河合竜彦※ @kawai_tatsuhiko
SOAK(鈴木絵里加) @svzvkierlca89
野口寛斉 @kansainoguchi
ヨシノヒトシ※ @hitoshi_yoshino
Opening Hours:Wed.-Sat.11:00-17:00
*8.25 Sun.は営業いたします。
*8.24 Sat,8.25 Sunはカフェの営業はお休みです。
*初日8.24 Satは15時よりワイナリーのドリンク販売に加えメゾンサンカントサンクやAELUの株式会社シェルシュオーナーであり料理人の丸山智博によるお食事の提供がございます。
「好いもの」、3つのギャラリーが選ぶ12名の作家たち
自身も木工の物作りに携わる「緑月 みつき」
数多くの日々の器を目利きしてきた「うつわ祥見KAMAKURA」
食の提供者としての顔も併せもつ「AELU アエル」
作り手が違えば作品も違う。それぞれの作品は用途から生まれ、文化と美を含み日用のうつわとして使い手の皆さんの手元に届きます。それぞれのギャラリーが好いと思い選ぶ12名の作家作品。これまで鎌倉と東京で開催してまいりましたが、この度、広く表情豊かな北海道での開催となりました。
それぞれのギャラリストからの一言です。
良いうつわと出会いたくとも、良さの基準がわからなくてはうつわ選びに慎重になるものです。
作家はそれぞれ良いものを、と考え作っています。またギャラリーは良いものを精選しご紹介しています。
使い手の皆さんには、もっと気軽に直感で好きな作品を選び使ってほしい、その想いが私達の思う「良いもの=好いもの」をご紹介する場であり展示となりました。
少しでもうつわ選びの指標になれば、食とうつわ、作家の方々と深く向き合ってきた3つのギャラリーがご紹介する「好いもの」。ぜひご覧ください。
真子拓也 / AELU
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「もうすぐだよ」陽が沈む時間、毎日お子さんが知らせに来て、地平線の彼方に沈む夕陽を手を繋いで見守る。そんなお話を、木工家の内田悠さんからお聞きしたのは2年前のことだったでしょうか。
まだ訪れたことのないギャラリーへ足を運び、叶うならその場所で夕陽を見つめたい。寓話的なそんな想いから展覧会の企画がスタートしました。この度、4回目のLike展を縁月で行うことができて嬉しく思います。
北海道の自然と夏の光のなかで、うつわのフェスのような、ライブ感に満ち、忘れられない時間になることを願っています。
祥見知生 / うつわ祥見 KAMAKURA
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作家として日々うつわと向き合い、ただただ自分が好きだと思えるものを作り続けてきました。それはとても幸せなことですが、やはり好きなものしか作れません。
自分が好きなうつわや家具を見て触れるだけではなく、実際に使って感じて欲しい。2年前、そんな想いからカフェを併設したギャラリーをオープンしました。
作り手として参加してきたLIKE展。今回はギャラリーとして素晴らしい作り手の作品をご紹介できることを大変嬉しく思っています。響き渡る小鳥の囀り、窓から望む森と平原の美しい風景。この場所が皆様にとっての「好いもの」に出会える場となりますように。
内田悠 / Mitsuki
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パリから南へ36km、サンヴラン城の敷地内のオーベルジュレストランに内田氏と行った去年の初夏。食後のお茶の時、目の前に広がる美しい菜園を眺めながらぼんやりと緑月の事を考えていた。
僕はいつもと違うキッチンで料理を作るのが好きだ。最初は慣れない環境と道具で戸惑いながらも、その土地ならではの旬の食材との出会いが今まで蓄積されてきたレシピと混じりあい、まるでジャズの即興ソロのように気分を高める。この瞬間にしかできない料理が誕生する喜び。
少しのお気に入りの調味料と包丁片手に何処へ行っても料理ができる僕はなんて幸せものだろう。
美しい風景と、笑顔の人たち。
漂う料理の香りとテロワールを感じるワイン。
あの日にぼんやり描いた光景に出会えることが今から待ち遠しい。
丸山智博 / シェルシュ 料理人